2013/06/08

『とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟』コミカライズ版(#04「希望と陰謀」)

前回はアリサが歌う事をやめようとしますが上条さんの励ましによって再び歌う事を決意したアリサ。
不幸連発、更にはラッキースケベ発動の上条さんアリサと知り合いだった美琴との再会を果たし、ライブ会場にはシャットアウラさんの姿が。それを見た上条さんが彼女の後をつけるというところで終わりました。

更新が異常に遅くなってしまいましたが第4話の更新です。




何という私得巻中カラー。
昨日発売された6月号でエンデュミオンの奇蹟の連載は4回目となるのですがカラーページが4ページもあり、その内の巻中カラーがシャットアウラさんでとにかく豪華、私の興奮は止まりませんでした。
5月号の終わりが自動人形と戦う直前のところで次号(6月号)は巻中カラーで登場ということだったので巻中カラーを飾るのはシャットアウラさんだろうと予想はしていましたがイラストを見て予想以上だったので最高でした。
自動人形の姿を見て纏っていたローブをバッ!て脱いで戦闘モードになるところのイラストですが本当にやばい。カッコ良すぎ。素晴らしいです。シャットアウラさん大好きです。
劇場版とは違う構え方のシャットアウラさん。戦闘モードの彼女は輝いて見えます。
コミカライズ版には、劇場版には無かった場面やセリフなどもあるため、正直なところ劇場版より描写が分かり易いと思います。
自動人形と戦うシャットアウラさん。彼女の能力の希土拡張(アースパレット)を駆使して戦うも、自動人形からの攻撃によって劣勢になってしまいます。
そこへ、ピンチに陥ったシャットアウラさんを助ける為に上条さんが介入。
鉄パイプを使って自動人形とのバトルを繰り広げますが上条さんも劣勢に陥り、両腕で自動人形の攻撃をガードしようとしたその時。
上条さんの能力「幻想殺し(イマジンブレイカー)」が効力を発揮し、自動人形の腕を破壊異能の力によって作られた人形でした。
突然の事で驚愕の表情を浮かべる上条さん。形勢逆転かと思われましたが、自動人形はあらかじめ設置していた爆弾の起爆スイッチを押し、爆破します。
この爆発が原因で上の方にも影響を及ぼし、ライブ会場は崩壊しかけます。
アリサを守る美琴。能力を使って建物の破片や瓦礫などを吹き飛ばそうとしますが全部は防ぎきれず、窮地に。しかし、怪我人は誰一人いませんでした。そして「奇蹟」という言葉に反応するアリサ。

一方、地下ではシャットアウラが意識を取り戻しますが彼女の上に乗るようにしてうつ伏せに倒れていた上条さん。彼女の胸に顔を突っ込み、ここでもラッキースケベ発動の上条さんですが、彼女を庇って大怪我を負ったことをシャットアウラさんは知ります。
この表情が最高に良い!
劇場版を観る前は彼女はキリッとしたイメージがありました。そんな彼女もこのような表情をするんだな、と。強く印象に残ってます。コミカライズ版では可愛さが更にUPしてます。

上条さんに肩を貸して地下を脱出する2人。黒鴉部隊の部下との電話でのやり取りによって上条さんは目を覚ましますが死傷者がゼロだったため、「まさに『奇蹟』だな」と言葉を漏らす上条さん。
しかし、突然シャットアウラさんは激昂し、上条さんの胸倉を掴んで壁に叩きつけます。

「私の前で「その言葉」を口にするな!!」

その言葉というのは『奇蹟』という言葉であり、ここでシャットアウラさんは『奇蹟』を憎悪していることを上条さんは知ります。
死傷者がゼロだったのも『奇蹟』などではなく、偶然の結果がたまたまその方向に向いただけ。
そして本当に必要なのは「秩序」だと。
アリサの歌を聴けば奇蹟はあるかもしれないと思えるんじゃないか。
上条さんは言いますが、シャットアウラさんはある事故が原因で音楽を認識する機能を失い、音の高低とリズムがあるものを聞くとそれらが全てノイズに変換されてしまうという後天性の脳障害を患っていることが判明します。
何も知らなかったとはいえ、そのようなことを言ってしまった上条さんはシャットアウラさんに謝りますが、彼女は「なぜ謝る?」と。
歌にも、奇蹟などという言葉にも惑わされずに済む。だから今の自分に満足している、と。

しかし、シャットアウラさんは自分の大好きなものを全部奪われたにも関わらず、それらの想いを全部内面に閉じ込めてしまっているんですね。本当は辛いはずなのに、それを表に出さず、今の自分に満足しているという発言。毎回最後のシーンで泣きましたがここのシーンで既に泣きました。
一方、アリサは街中に飛び交う『奇蹟』という言葉を聞く度に悩むようになっていました。そこへ怪我の手当を終えた上条さんが登場します。
劇場版ではシャットアウラさんと一緒に地下から脱出してアリサの元へ行くまでにそこまで時間が経ってないはずなのに上条さんは怪我一つなくピンピンしてましたがコミカライズ版では絆創膏が貼られてます。

アリサは「本当に奇蹟があるなら、そもそも、あんな事故は起こらないのではないか」と思っていました。
そしてアリサは3年より前の記憶が無いことがここで判明。
「鳴護アリサ」という名前も施設の人に付けてもらった名前であるため、「これが自分」だというものが無いけど、歌を歌っていれば心が温かくなって、何かがわき上がってくる。
そして「自分が無くした何か」を取り戻せるのではないかと考えていたようです。

上条さんもアリサと同じく記憶喪失なので「過去」を無くして不安になるアリサの気持ちが痛いほど分かったんでしょう。
また、この場面にインデックスは出てきませんが、インデックスも同じく記憶喪失なので、もしいたら彼女も間違いなく共感していたでしょうね。
「アリサには信じているものがあるからきっと大丈夫」と、優しく微笑みながら返事をする上条さん。
次の日。ライブ衣装を着てライブをするアリサの姿を見て歓声を上げる上条さん&インデックス、そしてその観客達。

そしてそのライブの様子を見るシャットアウラさんとレディリー。
レディリーは3年前に起きたオリオン号事件、そしてオービット・ポータル社について話し始めます。
「3年前、スペースプレーン・オリオン号と共に地に落ちるはずだったオービット・ポータルの命脈を保ったのは『88の奇蹟』のイメージであり、同社にとって『奇蹟』はある意味最大の売り物」。
『88の奇蹟』と呼ばれたオリオン号事件は「88人全員」が助かっています。しかしシャットアウラさんはオリオン号事件は決して奇蹟などではありませんと言い放ちます。どうやら、オリオン号事件には何か裏があるようです。
そしてレディリーにはがあるようで、「ようやく全ての準備が整った」というところで今回は終わり。
今月号は巻中カラーの時点で腹一杯になりましたが読破後もずっと満足してました。シャットアウラさんはカッコ良いんですが可愛い。来月号はステイル達とのカーチェイス場面とオリオン号の真実が語られるのかな。


ちなみに来月号も巻中カラーらしいので、5回中4回も巻中カラーなのは本当に凄いと思います。本当に人気なんだろうなぁ。
これは来月号も期待するしかないですね。ではまた次回。

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