2013/08/17

『とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟』コミカライズ版(#07「歌う約束」)

前回のあらすじ。
シャットアウラさんが持っていた「割れたオリオン座のブレスレット」。無くしたと思っていたもう片方を何故かアリサが持っていることに疑問を抱き、更にはオリオン号事件の真実がレディリーの口から次々と語られ、事故自体、意図的に起こされたものであり、かつ、起こしたのがレディリーだと知ったシャットアウラさんはレディリーをナイフで刺しますが、レディリーは不死の存在で死ぬことができない身体になってしまっていることが判明。

その後、自動人形の手によって幽閉され、シャットアウラの爆発に巻き込まれた上条さんは入院しており、今回の事件の黒幕の存在を知りました。
そして魔術サイドは「核」を始末、場合によってはエンデュミオンごと破壊、科学サイドは「関係者」だけを始末するということで両サイドは話が進んでいることを知った上条さん。
科学と魔術、どちらに任せてもアリサは殺されることに変わりはない。

重傷を負っているにも関わらず、上条さんはアリサを助けるべく、行動を開始しました!


少年ガンガンにて連載中の『とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟』コミカライズ版の感想です。ネタバレ注意。


今回はエンデュミオンにて見せ場のあったキャラ達が全員、巻中カラーとなって登場です。
パッと見で分かると思いますが、この中で一番大きく描かれてるのがシャットアウラさんなんですよね。
エンデュミオンでは主人公とも言える立ち位置にいた彼女、コミカライズ版も終盤へと突入していってます。

というわけで、アリサを助けるために宇宙へと向かった上条さんとインデックスさん。
しかし、エンデュミオンに備え付けられたアンチデブリミサイルにロックオンされ、バリスティックスライダーには武器が無かったため窮地に陥ったと思われましたが、土御門曰く「ある」との事で、登場したのはねーちん!エンデュミオンから飛んでくるミサイルを唯閃で一つ残らず切り落とします!

ねーちんの活躍によってバリスティックスライダーは無傷、そのままエンデュミオンへと向かう上条さん達。丁度その頃、エンデュミオンの最上へと到着したシャットアウラさん。そして上条さんに全てを託して地球へと生身で帰還するねーちん…
やはりこのシーンは何度見てもシュールすぎる…wwww
劇場版でも最終兵器としてねーちんが登場したのには笑いましたが地球への帰還方法があまりにもシュールで…聖人凄いと思いましたww
コミカライズ版ではねーちんがミサイルを全て切り落とした後に上条さんが「神裂!」と言ってますが、劇場版ではそれがカットされてるので尚更シュールでしたw
ちなみにねーちんは地球に帰還した時は海に落ちたらしいです。
そして地上では黒鴉部隊のハッキングによってエンデュミオン入口への通路を塞ぐ軍用兵器の攻撃によって苦戦する警備員(アンチスキル)。しかしそこに現れたのは車椅子に乗った黒子と美琴さん。
美琴さんの必殺技「超電磁砲(レールガン)」一発で軍用兵器を破壊しました! 流石一人で軍隊と戦えるほどの力を持ったレベル5の一人ですね。

ステイルと弟子達3人も行動をしている中、レディリーは超特大魔術を構築していました。
どうやら、離れていても自動人形の目に映る光景がレディリーにも見えるような描写でしたがどういう仕組みなんだこれ…

レディリーが「もう間に合わないわ」と発言したその時、

「それはどうかな」

そこに現れたのはシャットアウラさん。上条さん達よりも早く、エンデュミオンの最上に到着し、レディリーに向けて拳銃を構えます。そして彼女にとって仇とも言えるレディリーに何を言われようと容赦なく発砲します。
血反吐を吐きながら笑みを浮かべるレディリーですが、これでも痛覚は普通にあるんですよね…。
しかし、レディリーに対して憎悪を募らせているシャットアウラさんは怒りの表情で何発もぶち込みます。ここのシーンは何度見ても鳥肌もんですね。

その時、レディリーに「ある記憶」が流れました。それは1000年前に起きた出来事の記憶とレディリーが不死になった原因の記憶でした。
十字軍の遠征で兵士を助けた彼女は、その際に兵士からもらった袋に入っていた物を食べたことによって不死の存在となり、1000年生きてきました。
その袋に入っていた物とはアンブロシアで、ギリシャ神話に登場する神々の食べ物です。

銃弾を何発ぶち込まれても死ねず、魔術の構築を再開し、地球もろとも全てを道連れにしようとするレディリーを阻止しようとするシャットアウラさんですが、背後から突如現れた自動人形(男)との交戦となりました。シャットアウラさんにとっては3度目の交戦となりますね。
肉弾戦を繰り広げ、最終的にはシャットアウラさんが「希土拡張(アースパレット)」を使って爆発を起こしますが、この爆発で外壁に穴を開けてしまったことによってレディリーと自動人形は真空へとさらされました。
シャットアウラさんも真空にさらされそうになりますが、ボディスーツに備え付けられたワイヤー射出機能を利用して難を逃れます。このボディスーツぱねぇ。流石学園都市。
そしてその衝撃もアリサのライブステージや上条さん達のところにも来ていました。
不安になるインデックスさんですが、上条さんは「大丈夫だ」と言わんばかりに彼女を左腕で優しく抱いてアリサの元へと向かいます。ここの上条さん好きです。

衝撃はエンデュミオン内部だけでなく、地上にも影響を及ぼしており、初春曰く

「爆発があったのはエンデュミオンの中継ステーション付近で、これが原因で応力バランスが崩壊し、そのまま地上に倒れる」

との事。
エンデュミオン倒壊の危機。爆発が原因でアリサのライブステージには瓦礫が落ちてきます。
客達はパニックに陥りますが、その時アリサは3年前に起きたオリオン号事件の真相を思い出し、歌で客達のパニックを沈め、関係者の人が落ち着いて避難誘導を開始しましたね。

「爆発は38回目」というレディリーですが、今まで一体どんな目に遭ってきたんでしょうか…しかし、そんな正確な数字をよく覚えてますね。
自動人形は真空にさらされて即ぶっ壊れたでしょうが、それでも生きているレディリーは魔術の構築を再開。

「絶対に、死んでやる…!!」

劇場版はこのシーンの佐倉さんの演技が素晴らしくて鳥肌が立ちましたが、コミカライズ版は絵の表現が大事なので、正直言うと劇場版に勝った、狂気溢れる描写でした。朝倉先生の本気を見た。怖すぎる…www
そして最上のアリサのライブステージへと向かう上条さんとインデックスさんですが、土御門から連絡が入り、ここでエンデュミオン倒壊の危機があるということを知ります。
しかし、携帯の電波も届かない状態に陥り、土御門からの話も殆ど聞けない状態で終わってしまいますが、上条さんは魔術に関しての知識が豊富なインデックスさん魔術の起動を止めるようお願いし、上条さんはアリサを助けるためにここからは二人とも別々の道を進みます。進む道は違っても想いは同じです。


今回はここまででしたが、物語は終盤に突入しているのでエンデュミオンの連載も残すところあと2、3回でしょうか。寂しいですが、残りの連載も期待したいと思います。

そういえば、27日に禁書の12巻と超電磁砲の9巻、そしてエンデュミオンの単行本1巻が発売されますね。今月の下旬はとある祭りと言っても良いほどとある関連商品が沢山発売されるので本当に楽しみです。

そして店舗別特典もありますね。
例えばアニメイトではエンデュミオンの単行本購入特典がイラストカードで、絵柄が公開されており、画像は小さいですがどうやら朝倉先生描き下ろしっぽいです。アリサとインデックスさんかな。

そしてゲーマーズのエンデュミオンの単行本購入特典が朝倉先生描き下ろしブックカバーで絵柄が美琴さんと黒子なんですが、衣装がアリサが「アタリマエの距離」を歌っていた時の衣装で、黒子は負傷していたため劇中で着ることは無かったんですが、ここではちゃんと黒子も着て美琴さんと並んで描かれていました。黒子が着たところを見たいと思っていたので、朝倉先生GJとしか言いようがない。
来月号は巻中カラーではないようですが、先月号は描き下ろしクリアファイルに巻頭イラスト、そして描き下ろしブックカバーに巻中カラー…。特典は全部カラーで本編の漫画など仕事多いのに全部こなすところを見るに、やっぱりプロだなぁと思いました。朝倉先生仕事しすぎだろ…

購入特典に関しては、他にも様々な店舗別特典があるので是非チェックしてみてくださいね。ではまたー。

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